「力の入れ方が分からないのか、
字が薄すぎたり濃すぎたりします。
どう練習すればいいでしょうか?」について。
字が薄かったり濃かったりするということは、○○の時には薄くなり、□□の時には濃くなるという何か条件があるのかもしれません。
字を書くことをとてもおおざっぱに考えてみると、まず一つは筆記具を持って操作することが必要であり、それをまかなえる手先や身体が必要になるかと思います。
二つめは字の大きさや細かさ、求められる丁寧さなどがあり、それに対応をする必要があると考えられます。例えば、丁寧な字で間違えられない提出書類を書く場合は、力んで書いていることが多いのではないかと思います。
三つめは、紙質や紙のめり込み具合などの変化に対応する必要があると考えられます。例えば、机の上に紙を置いて書くと筆記具はよく滑り、タブレットにペンで字を書く場合は、かなり滑って書いている実感が薄いと感じるかもしれません。
逆に下敷きを使わないでノートに書く場合は、筆記具がめり込み滑りにくくなるかと思います。
こどもがどのように書いているかを観察し、字が薄くなるまたは濃くなる条件や背景を捉えて、一人ひとりに応じたご提案をしていきたいと思います。
株式会社BASEともかな
テクニカルマネージャー
作業療法士/日本感覚統合学会 認定セラピスト/特別支援教育士
嶋谷 和之(しまたに かずゆき)
[経歴]
1988年 京都大学医療技術短期大学部作業療法学科卒業後、
奈良県心身障害者リハビリテーションセンター 勤務
1996年 大阪市更生療育センター 勤務
2017年 奈良県総合リハビリテーションセンター 勤務
2021年 児童発達支援・放課後等デイサービス FLOW 勤務
現在に至る

