「補助箸を使って食べることはできますが、箸はうまく使えません。どうしたらいいのでしょうか」について。

物や道具を扱う際には、それに応じた手先や身体など様々な働きが必要かと思います。食べる時に使う道具である箸を使う際にも、手先や身体など様々な働きが必要かと思います。
大人が箸をどのように使っているかを考えてみると、上の箸はよく動きますが下の箸はあまり動かないことが多いかと思います。
さらに上の箸をよく見てみると、親指・中指・薬指の3本の指で持って動かしていることが多いかと思います。その持ち方はスプーンの持ち方や筆記具の持ち方に似ているかと思います。

箸を使うにあたり必要な働きの一つは、親指・中指・薬指の3本の指で持って動かすことと考えられます。
その3本の指の動きについてですが、箸を開く時には上の箸を、中指を伸ばして広げていることが多いかと思います。これも箸を使う際に必要な働きの一つと考えられ、他にも様々な働きが必要になります。

様々な補助箸があり、その補助箸を使う際にも、それに応じた手先や身体など様々な働きが必要かと思います。
補助箸を使う際に必要な働きと箸を使う際に必要な働きは必ず一致するとは言いにくいように思われ、補助箸を使うことがイコール箸につながるとは必ずしも言いにくいところがあるように思います。

箸を使う際に必要となる様々な働きをどの程度持っておられるかなど様々な角度から、年齢や生活の状況も含めて包括的に捉えて応援していきたいと思います。

「補助箸を使って食べることはできますが、箸はうまく使えません。どうしたらいいのでしょうか」について。

株式会社BASEともかな
テクニカルマネージャー
作業療法士/日本感覚統合学会 認定セラピスト/特別支援教育士
嶋谷 和之(しまたに かずゆき)


[経歴]
1988年 京都大学医療技術短期大学部作業療法学科卒業後、
奈良県心身障害者リハビリテーションセンター 勤務
1996年 大阪市更生療育センター 勤務
2017年 奈良県総合リハビリテーションセンター 勤務
2021年 児童発達支援・放課後等デイサービス FLOW 勤務
現在に至る